技術紹介:ハイエントロピー合金
1.ハイエントロピー合金とは
一般的な合金は、鉄やニッケルなど数種類の金属を組み合わせて作られます。一方、ハイエントロピー合金は、5種類以上の金属をほぼ同じ割合で混ぜ合わせた新しい材料です。さまざまな金属の特長を組み合わせることで、
・高い触媒性能
・優れた耐久性
といった特長を持つことが期待されています。


2.ハイエントロピー合金で水素社会を支える次世代触媒の開発
世界では、脱炭素社会の実現に向けて、水素エネルギーの活用が急速に進んでいます。水素を「つくる」「運ぶ」「利用する」ためには、高性能な触媒材料が不可欠であり、その市場は今後も拡大が期待されています。
ユニチカでは、この成長分野に向けて、ハイエントロピー合金を活用した次世代触媒の研究開発を進めています。


3.ユニチカの強み
ユニチカでは、長年培ってきた材料設計技術を活かし、複数の金属をナノレベルで均一に組み合わせる独自の技術開発を進めています。さらに、機械学習を活用した材料探索と組み合わせることで、高性能な触媒材料を効率的に設計し、開発期間の短縮にも取り組んでいます。
これらの技術により、高性能とコスト低減の両立を目指しています。


4.将来の事業展開
本技術は、
・水電解による水素製造
・燃料電池
・アンモニア合成
各種環境・エネルギー関連プロセスなど、幅広い分野への応用が期待されています。
ユニチカは、これらの成長市場に向けて技術開発を進めることで、新たな事業機会の創出と企業価値の向上を目指しています。

ハイエントロピー合金
